
- 著者名:
坂東誠一(プロフィール)
- 公開日:2014年3月27日
- ©描楽書蔵
お宝探し
傍若無人の父が遺した「お宝」を黄金の島で探せ!
高校生の堀川優は、亡き父百万遍正也が遺した「お宝」を探すため、異母兄弟の姉杏とともに佐渡島へ向かう。
優は自転車、杏は原付スクーターという足を使って、野宿しながら島内を巡っていく。
優の持つ地図と杏の持つビデオレターに「お宝」の在処を示すヒントがあるため、優と杏は反発しながらも、お互い協力しながら「お宝」を探し続ける。
父が家を出た理由や杏の母のことを知っていくうちに、優は杏や父のことを理解していくようになる。
そして、出発して四日目。遂に最果ての岬で、優と杏は「お宝」を探し当てる。それは二人の誕生日に毎回10万円が振り込まれている預金通帳だった。
喜び合う二人だったが、優は預金通帳以上に大切なもの、異母兄弟の姉杏との親交、それが父が伝えたかったことだったんだと自覚する。
旅の終わり、別れていく杏を前に優は自分の気持ちを杏に伝える。
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