- 著者名:
高本和子(プロフィール)
- 公開日:2016年9月29日
- ©描楽書蔵
のと里山ベジタブル紀行Vol.1
~農薬も肥料も使わない「自然栽培」野菜を求めて~
自然を壊さない農業「自然栽培」に密着取材。体が喜ぶ野菜、見つけた!
石川県羽咋市に、農業をやりたい人たちが集まっている。彼らが目指すのは、農薬も肥料も除草剤も使わず、土壌の微生物の力で育てるという「自然栽培」での野菜&米作りだ。昨年、有機野菜に含まれる硝酸態窒素で死にかけた私は、市販の野菜が怖くて食べられなくなった。硝酸態窒素は、肥料や堆肥などに含まれる成分で、牛が死ぬこともある危険なものだ。私は、食べられる野菜を探して自然栽培と出会い、やがて街ぐるみで自然栽培に取り組んでいる羽咋にたどりついた。ここではJAと行政がタッグを組んで農業塾を運営し、生産者を増やそうとしている。しかし、これまでの農業から自然栽培に切り替えるためには、様々な試練を乗り越えなくてはならない。本編では、農業塾を通して自然栽培とは何かを伝えるとともに、就農者・移住者の生活と人生哲学を軸にしながら、世界農業遺産に認定された能登半島の魅力も併せて紹介していく。(3~4回の連載もの)
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