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  • 著者名:

    三浦まどか(プロフィール

  • 公開日:2014年3月3日
  • ©描楽書蔵

霧の中のヒュアキントス

霧の街、釧路を舞台にした男の友情と宿命としての別れ

倫平は中三の夏、大人びた転校生の洋介と出会う。
友人たちには隠してきた重度障害がある妹美冬を抱きしめてくれた洋介は、倫平にとって掛け替えのない親友となる。
しかし、東京の大学へ進学した洋介が交通事故で急逝。
遺書めいたメッセージがあったことから、自殺と判断される。
悲しみを乗り越え強く生きることを教えてくれた親友の自死が受け入れられない倫平。
真相は霧の中にある。社会人となり海底炭坑見学ツアーの取材に訪れた倫平は訳ありの男女三人と同行することになる。
彼らとの不思議な出会い、やりとりを通して、洋介の死と向き合う。
霧の釧路、海底炭坑を舞台に宿命としての生と死、現実と幻想が交錯する。

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