『姉妹の法則』装丁再_勝又泰彦
  • 著者名:

    勝又泰彦(プロフィール

  • 公開日:2014年1月28日
  • ©描楽書蔵

姉妹の法則

美の革命戦士として巨大化する姉。疲れ果てる妹。 姉妹の総体重には常に一定の法則が!

早くに両親を亡くし、寄り添うように生きてきた雨宮春美(26)と千秋(23)の姉妹。
妹の千秋にとって、頭もスタイルもいい春美は自慢の姉だったが、ある日事件が起きる。
不自然に痩せた身体をもてはやす世間の風潮に怒った春美が、アンチ・ダイエットを始めたのだ。
引きこもった姉の食欲と家計を心配する千秋だが、春美は美の革命戦士として着々と巨大化し、疲れ果てた千秋は反比例して痩せ続ける。
過食症と拒食症の二人の体重の和が常に一定という『姉妹の法則』により、雨宮家のバランスはかろうじて保たれていた。
そんな二人の前に、イケメンのピザの配達員・矢島和哉(25)が現れ、一目惚れした千秋は、怪物のような姉の存在をひた隠しにする。
だが、春美は美のプライドをかけて和哉をわが物にしようと狙い、姉妹の歯車は狂い始める。
和哉に振られたのは春美のせいだと詰め寄る千秋に、「和哉と寝た」と言い放つ春美。
そして、半狂乱の千秋はついに春美を刃物で刺し殺してしまう。
そして、一度は、前科のある和哉が春美殺しの犯人と疑われるが、その証言からさらに衝撃の真実が浮かび上がる!

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