瓦礫の聖母装丁
  • 著者名:

    小林正資(プロフィール

  • 公開日:2014年3月3日
  • ©描楽書蔵

瓦礫の聖母

長崎にあった俘虜収容所。原爆とは、人間とは何かを問う長編戦争脚本。

第二次大戦中の長崎にあった俘虜収容所。
そこで捕虜であったイギリス人グラハムとと日本兵だった岡田が60年以上の時を経て再会する。
戦後俘虜収容所での出来事を誰にも語らなかった岡田。
グラハムへの手紙の中で、過去を回想し、思いをつづる。
「私は、軍人でした。今の日本人にとって私は、悪い存在なのです」そういう岡田の言葉にグラハムが静かに語る。
「私は、原爆を落とした側の人間です」日本国内、しかも原爆を落とされた長崎にあった俘虜収容所という極めて特殊な場所で、人々はどのように生きたのか。
原爆とは何か。
正義とは何か。
俘虜収容所で働いた日本人や捕虜のわずかに残る口述を基に最終的に「人間とは何か」を浮き彫りにしていく。

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